freee・マネーフォワードなど、クラウド会計と相性の良い、ネット銀行4選!【法人編】
freee・マネーフォワードといったクラウド会計の最大の特徴として、「インターネットバンキングと連携して記帳が楽になる」という機能があります。
昨今は、ネット専業銀行でなくとも、メガバンクでも地方銀行でも、インターネットバンキングを開設している銀行は多数(というかほとんど)あるのですが、それでも、連携のしやすさや頻度設定、連携面以外での機能(明細閲覧のしやすさ、CSV明細のダウンロードのしやすさetc)から、freeeやマネーフォワード(MoneyForward)といったクラウド会計との相性は、ネット専業銀行が良いと言われています。
そこで、「ネット専業銀行を使うなら」ということで、よく使われている(と聞く)4つの銀行をピックアップして、その使い勝手を比較してみたいと思います。(自分も、お客様へご案内するときに、見返したりしたいので)
大変分かりやすくまとめてくださっているWebページがありましたので、そちらを参考にさせていただきました。
プロキュア:【徹底比較】法人口座におすすめのネット銀行4選!【2022年】
なお、改めて自分で各社サイトを確認しているため、サービス内容は2023年5月8日現在のものへ更新しています。
都市銀行・地方銀行のネットバンキングとネット銀行の違い
どちらもネットバンキングは用意されていますが、最大の違いは「月額利用料」です。
都市銀行・地方銀行は、ネットバンキングの利用には月額利用料(2,000円/月 前後=2.5万円/月 前後)がかかります。
一方、ネット専業銀行の月額利用料は基本的に無料です。
また、振込手数料も、窓口振込の手数料よりは安価ではあるものの、ネット銀行の振込手数料のほうが低いのが一般的です。特に、他行宛の振込手数料に関してはネット銀行が低いです。
【比較表】都市銀行のネットバンキングの月額利用料と振込手数料
参考:各社公式サイト(三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、GMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行)
よく使われている(と聞く)ネット銀行4選
以下の4行がよく使われている(と聞く)ネット銀行4選です。
- GMOあおぞらネット銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
【比較表】ネット銀行の振込手数料・提携ATMの数・ATM手数料
参考:各社公式サイト(GMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行)
freeeだけに関して言えば・・・
freeeでは、インターネットバンキングに振込データを連携する機能があり、振込依頼書を作成せずに、そのまま銀行振込が完了できる連携銀行が存在します。
freee会計からインターネットバンキングに振込データを直接送信する方法を取れる、その銀行は以下の2行です。
- 住信SBIネット銀行(円普通預金の代表口座)
- PayPay銀行(freee会計契約プランごとに使える機能に制限あり)
そして、大変残念なことに、2022年2月24日より、以下の銀行はAPI連携が終了しています。これは超重要注意点です
- 楽天銀行
マネーフォワードだけに関して言えば・・・
特に4行で違いはありません。
まとめ
銀行ごとに手数料や利便性に微妙に違いがあることが分かりましたね。
freeeやマネーフォワード(MoneyForward)を使用する際は、ネット銀行の方が何かと相性が良いですので、検討される際にご参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
-
公認会計士・税理士・ITストラテジスト
山梨県、仲田公認会計士・税理士事務所の代表です。「企業・経営者の町医者」をテーマに、経営の身近な相談相手でいたいと思っています。
強みは「クラウド会計と経営・ITに精通」「中からも外からも企業のことを熟知」「中小/ベンチャー/起業支援の実績」。
スノーボードとサッカーとブラックコーヒーとONE PIECEが好きです。
↓詳しくはこのWマークをクリックしてください。HPへ遷移します。
最近の投稿
- 会計/経理2024年9月5日個人事業主の健康診断や人間ドックの費用は経費になる?ポイントや勘定科目を解説
- IT/デジタル2024年8月20日名刺交換から経営指標の管理が始まるんだよ、という話(DX事例)
- 税金/税務2024年7月29日不動産を売却するとき(譲渡所得)の税金について(令和6年度版)
- 税金/税務2024年7月29日不動産取得税について(令和6年度版)